わーぐです、こんにちわーぐ。発達障害を持ってしまったアラサー男のコミックエッセイはーじまーるよー
今回は「発達障害当事者に対する声のかけ方・注意のしかた」です。
発達障害があるけど注意されるのが怖い…怒鳴ってくる…
何度注意しても聞いてもらえない…
そんな人向けです!
発達障害の人に対する声のかけ方
発達障害を持った子はいわゆる健常者と比べ、注意を何度もしなければならない場面が多いです。イラストでの「廊下を走るな」の件でも
ADHD…急ぎたいため。理屈ではわかっていても衝動性が勝って走ってしまう
ASD…単に「走るな」だけでは理由が汲み取れず走ってしまう。ASDを持った多くの子は大声に非常に弱いので上から怒鳴りつけて萎縮させることで走らせなくする手もあるが…
と、障害によって廊下を走ってしまう理由があるのです。また、後述しますが「走るな」は否定&あいまいと言う発達障害を抱えた人にとっては最悪のコンボとなってしまいます。
否定は避けよう
「~するな!」と言った否定の言葉は、多くの人を非常に萎縮させてしまう言葉です。ただでさえ多くの人を萎縮させるのですから、発達障害を持った人には…言うまでもありません。やらなくなるかも知れませんが、それは理屈や理由ではなく「怒られるから」の動機です。これではとても健康的とは言えませんね。
例
早く寝ろ!→9時頃には寝ようね
いい加減にしろ→いつ頃終わりそう?
といった感じです。親や注意する方も聖人君子ではないので、何度も同じことをされると怒ったり命令したりしたくなるのはたしかにそうなのですが…
先程の通り、無理やり上から押さえつけて怒鳴って否定することでその手を止めさせることも出来ますが、彼らの自己肯定感を奪い去り、今後の人生に悪い影響を及ぼしてしまいます。
具体的に指示しよう
僕がそうなのですが、発達障害の当事者、特にASDを持っている子は「あいまい(抽象的)な指示」への理解が困難です。理由としては、彼らは何故やって良いか、ダメなのかが理解できなければ動けないからです。
イラストでは、「廊下を走るな!」ではなく「他の人とぶつかって痛い思いをするから廊下は歩きなさい」と言っています(文字数の都合でイラストのセリフは少しはしょってますが…)
「ここまで具体的に言わないとダメなの!?」と驚かれる方も多いですが、ここまで言わないとダメです。と言うかここまで言っても理解しない場合が殆どです。
可能なら視覚的な工夫も
可能なら写真やイラスト、ポスターといった「視覚的工夫」もしてあげましょう。火の用心のポスターがなぜ絵の宿題として毎年出されるかと言うと、それくらい火事は危険だし、何度でも注意したいからですね。
なかなか眠らない子には「ねないこだれだ」と言う絵本がありますね。文字や活字では伝わりにくいから漫画で分かるシリーズがありますね。それらも視覚的工夫です。
発達障害の子は耳や文字では伝わりにくい代わりに目で見えやすいものがはっきりと見えやすいこともあります。こういった工夫を凝らすことで注意を聞いてくれることもあるでしょう。
まとめ
今回は
・発達障害の当事者に対する声のかけ方
・否定や命令は避けてやわらかい言葉をかける
・なるべく具体的に言おう
・可能ならイラストや写真といった工夫もしよう
でした。彼らは繊細なため、否定や命令には強い抵抗を感じます。それでいてあいまいな表現ではなかなか聞いてくれません。非常に難しいですが、根気よく何度も優しく言ってあげてほしいです。
このエッセイを通じて同じく障害を持っている方への共感、及び障害への理解が深まってくれれば、幸いです。
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それではまた次回の記事にて、わーぐでした。
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