わーぐ(@kayblis_wannyan)です、こんばんわーぐ。発達障害を持ってしまったアラサー男のコミックエッセイはーじまーるよー
今回は「発達障害グレーゾーン」です。いわば健常者と障害者の狭間で苦しむ人達のことです。
・グレーゾーンとは
通常発達障害は精神科、心療内科で検査を行った上で診断されます。が、発達障害の症状を持っていても診断基準を満たさないために診断されないケースも多々あります。このように症状で悩みながらも診断はおりない人のことを白と黒の間のグレー(灰色)ということで「グレーゾーン」と呼びます。
また、診断に必要な基準の9割を満たしていても診断がおりなければ「グレーゾーン」です。
・グレーゾーンの人は黒の人に比べて客観視ができる
見出しそのままです。グレーゾーンの人たちは大人になって自分がおかしいことに気づいた、もしくは症状が軽かった、人より努力をしてきた等の理由で明確に診断を貰った当事者と比べ分析や客観視ができる傾向にあります。
気付けるからこそ自分を疑い、敏感になる…ものの皮肉にも「気付ける」からこそ診断がおりないことも多いです。
・正確な診断を受けるには
患者が診断が欲しくて、できるためのことは以下のとおりです。
・知能検査を受ける
「WAIS-IV」や「WISC-IV」と呼ばれるIQ測定です。以下の4項目でスコアが出て、その合計でIQが算出されます。
・言語理解
・ワーキングメモリー
・知覚処理
・処理速度
なお、僕は言語理解が高く、他の3項目が低い傾向にありました。総合IQは100とIQだけ見たら極めて平凡でしたが、凹凸があること、幼少期のIQは更に低かったことから診断がおりたとのことでした(親から聞きました)
・症状や困りごとについて伝える
現在の悩み、及び親などの理解者に付き添ってもらい、子供の頃はこうだったなどの症状を伝えておくことが重要です。学校の通知表などがあればなおよしでしょう。
・セカンドオピニオン(別の病院にも意見を求めること)も検討する
発達障害の症状は医師の主観によるものもあるし、医師と患者とのコミュニケーションがものを言います。なので、他の医師にも意見を仰ぐのは非常に重要です。
・二次障害の有無
グレーゾーンの方々はミスや遅刻、忘れ物などによる叱責で当事者と同じ症状で悩んでいるのですからそれで生きづらさを感じ、後天的な二次障害を発症していることも少なくありません。具体的にはうつ病や適応障害、不眠症などです。
発達障害当事者は明確に障害の診断がおりているので周囲の理解や配慮を得られることが多いのですが、グレーゾーンの人は障害扱いされないので「変わったやつ」としか思われないことが多いのです。
こうした二次障害の症状がでていると放置すると深刻化するので悪化する前に治療を受けましょう。
・まとめ
今回はグレーゾーンについての話でした。
・グレーゾーンは白と黒の間で悩む人達
・グレーゾーンの人たちは当事者より分析や客観視が可能
・正確な診断を受けるために患者も色々と準備をする
です。なお、僕は小さい頃から診断がおりていた生粋の黒です。
このエッセイを通じて同じく障害を持っている方への共感、及び障害への理解が深まってくれれば、幸いです。
それではまた次回の記事にて、わーぐでした。
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